電気を追跡する・5

江東線の1号鉄塔をたずねて、千葉県白井市の新京葉変電所にやってきた。


新京葉変電所はさっきの江東変電所よりもさらに大きな施設で、広い敷地の中に鉄塔や変圧器がいっぱい並んでいて、いかにも変電所という感じがする。この中はいったいどんな風になっているんだろう。

と思っていたら、幸いにもお隣の新野田変電所の見学をさせて頂けることになった。早速お伺いしたところ、何と所長みずからご説明してくださるとのこと。きょきょ恐縮です・・。

お話によると、新野田変電所や新京葉変電所は超々高圧変電所といって、発電所からやってきた50万V(または27.5万V)の電気を27.5万V(または15.4万V、6.6万V)の電圧に下げて下流に渡しているとのこと。

発電所から来た電気は、最初にこの大きなスイッチ(断路器、遮断機)を通る。

電圧を下げるための変圧器を通って、反対側のスイッチから下流側に抜けるようになっている。

スイッチは普段はオンになっていて電気が流れるようになっているのだけど、設備のメンテナンスをする時や、雷などで事故が起きた際にはオフになって、電気を流さないようにするらしい。

というわけで、新野田変電所の所長とみなさんにお礼を申し上げて、次は新京葉変電所から南へ向かうことにする。

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