六本木ミッドタウンのデザインハブでやっているゼミ展というのに行ってきた。
http://designhub.jp/exhibitions/4168/
いろんな大学のゼミでの学生による制作物を、作品として展示するという企画。
京都工芸繊維大学 中野研究室
京都工芸繊維大学の中野研の展示は、デザインについての課題。
「ボディタイプとしても使用可能なフォントをデザインしなさい」という課題に対しての学生の作品、「タイ語フォント」。
どう見てもタイ語なんだけど、じつは「いろはにほへと…」とひらがなで書いてある。一度ひらがなに見えるともうタイ語に見えなくなっちゃうのもおもしろい。
既存の映画のポスターを作るという課題に対する、「エイリアン」。このまま本当にポスターにできそうだ。上手だなあ。
京都工芸大学 福島研究室
社会問題をうまく可視化しなさい、という課題に対して、女性の社会進出比率をとりあげた作品。
管理職になる割合は男性100に対して女性7しかない、というのが一番上の赤青鉛筆でしめされていて分かりやすい。鉛筆を棒グラフとして使うのすごい。冴えてる。
慶應義塾大学 石川研究室
石川研の展示はこれまでに何回も見て、記事にさせていただいたこともある。http://portal.nifty.com/kiji/180215202077_1.htm
今回初めてじっくり見れたものがあって嬉しかった。
「ジェットコースター鑑賞ガイド」。日本各地のジェットコースターを回り、乗らずにその形態を鑑賞する。その結果を冊子にまとめたもの。どこかで売ってほしい。
「Park Studies」
公園というテーマで各自が調べたり、みんなで議論したことをまとめた冊子。これはすごかった。
石川さんの近刊で「思考としてのランドスケープ 地上学への誘い」というのがあるんだけど、読んでて(図がないので)意味がとりづらかった「ベンチが境界になってる」っていう部分が、この冊子を読んでようやく分かったりした。
目次こんな。すごい面白い! これも売ってほしい。この日は1時間かけてずっとこれを読んでた。