千葉県香取郡の宮沢養鶏場をお伺いした。
社名が養鶏場となっているのは、宮沢さんのご一家ではこれまで鶏を主に扱ってきたためだ。肉牛は最近になってから始められたとのこと。
私が買ったのはホルスタインという種類になるそうで、その牛舎を宮沢さんが実際に案内して下さった。
宮沢さんが近づくと牛が揃って首を出してくるので、挨拶をしてるみたいですねと私が間抜けなことをいうと、
「(餌の)ワラを寄せてもらえると思ってるんでしょう」といって宮沢さんは笑った。
ワラは、地元のお米農家の減反対象の田んぼで取れた、もみがら付きの稲ワラを貰って使っている。 そして、牛舎で取れる堆肥を今度はお米農家に返す。
どちらにとっても捨てるものを互いに融通することで利益が生まれるという仕組みで、耕畜連携というらしい。
別の牛舎で黒毛和種とホルスタインの一代雑種(F1という)を作られているとのことで、見学させて頂いた。