えっちらおっちらとボートを進め、お茶の水の辺りまでやって来た。
この辺りは川幅も広く、水もわりあい綺麗に映る。
ときどき、コイが水面に現れてごぽっと泡を作るのが見える。
お茶の水付近は、川の両側がとても切り立った谷になっている。これは自然に出来た地形ではなくて、江戸時代にこの辺りの丘を切り開いて、神田川を通すようにしたためらしい。
洪水が起きたときに江戸城下を水びたしにしないためだそうだけど、こんなところに谷を掘れと言われた当時の人たちは相当大変だったに違いない。
こちらは、聖橋付近の北側の岸辺に降りてきていたネコ。
川の上を進むボートを不審に思ったのか、お茶の水橋を通り過ぎる付近まで一緒について来た。