神田川をボートで遡る・6

落合処理場

高田馬場から落合に入ったあたりで、正面に大きな下水処理場が見えてくる。
神田川に隣接しているということは、ここで処理された水は、神田川に放水されているのだろう。
というわけで、処理場にお邪魔して担当の方にお話をお伺いさせて頂いた。

ここでは、主に新宿区と中野区の下水を処理して、神田川や目黒川に放水しているとのこと。

曝気槽

下水をきれいにする処理の要点は、水を砂に通してろ過することと、汚れを微生物に食べてもらうことらしい。
こちらは、曝気槽での処理に続けてろ過を行い、さらに逆浸透膜という仕組みで水をきれいにしたもの。

膜ろ過水

ほとんど飲めそうに見えるけど、上水道の水質基準はすごく厳しいので、飲み水として使うのはとてもじゃないけど無理とのこと。

 

こうやって処理された水は主に神田川に流されるのだけど、その量は下流の水全体の90%にあたるらしい。今までボートで一生懸命漕いで来た川の水の大部分は、実はこの処理場から来たものだったとは、ちょっとびっくり。

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