近所のスーパーで買った牛肉を焼いてみた。
普段は気にしないけど、このお皿の上のお肉にも、生まれ故郷がある。
その土地で誰かがこの牛を育て、誰かが運んできたからこそ、このお肉は今ここにある。だから、その経路を逆に辿っていけば、最終的にはこの牛の生まれた場所にたどり着くはずだ。
いよいよ最終目的地である埋立の現場にやってきた。
粉砕されて小さくなっているとはいえ、それなりに大きなゴミがはるかかなたまで敷きつめられている。 かっぱえびせんの空き袋もこの中のどこかにあるんだろう。
なお、ここに露出しているゴミはぜんぶ燃えないゴミで、燃えるゴミはもうちょっと離れた場所に焼却灰の形で埋められているようだ。
もっとカラスやカモメがギャアギャア舞っているかと思ってたんだけど、さすがに焼却灰を食べるわけにもいかないようで、最近はほとんど姿を見せないらしい。
ちなみに、ここの埋立地の寿命はあと5年ほどしかない。そこで、埋立地の南側には新海面処分場という新しい処分場が作られつつある。
一部は既にゴミの埋立が始まっていて、全体の寿命は30年ほどとのこと。
広い東京湾とはいえ、そのうち東京都が使える部分はもう使い尽くしてしまったそうで、30年後にゴミをどこに持っていくかについてはまだ未定らしい。
まあ確かに、そんな未来のことはその時考えればいいよ、という気はする。
ところで、かっぱえびせんの袋はポリプロピレンというプラスチックでできているので、本来ならリサイクルできるはずだけれど、千代田区では今のところ分別回収するという制度はないみたい。
というわけで私はキコキコと自転車を鳴らしてお家に帰るのでありました。